EMCでは配下のクライアントをMACアドレスで識別していますが、クライアントがEMCに報告するMACアドレス取得の仕様としては、yaraiインストール時にWindowsのAPIにて該当PCのNICの情報が列挙され、デフォルトゲートウェイのあるNICが優先的に採用される仕様となっています。なお、デフォルトゲートウェイが存在しない場合は、列挙された最後のNICが採用されます。
採用されたMACアドレスはレジストリにキャッシュとして保存され、以後EMCとの通信はそのMACアドレスが使用されます。コンピューター名の変更(要再起動)が行われると、このMACアドレスは再度取得し直されます。
[yarai v2.9以降]
GMACオプションを使用してインストールすると、キャッシュされるMACアドレスを擬似的な値に変換します。
参考: yaraiユーザーマニュアル「コマンドラインからのインストール/アップデート/アンインストール」
インストール後にGMACオプションによるMACアドレスの再生成を行いたい場合は、以下のレジストリを設定して、OSを再起動してください。
レジストリキー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\FFR\Console\mcc
1.
名前:EnabledGmac
種類:REG_DWORD
データ:1
2.
名前:ComputerName
データ:(空)
※EnabledGmacを新規で作成し、ComputerNameは値を削除してください。
32bit環境では、WOW6432Nodeを省略してください。