アップデートに失敗する事例として、以下のケースがあります。
・Windows Updateなど他製品のインストール処理が完了していないために、yaraiのアップデートが失敗する
OS再起動を実施していただき、他製品のインストール処理が完了した状態でyaraiを再インストールしてください。再インストール前には、yarai削除ツールにてyaraiを削除してください。
・ネットワーク疎通の問題でアップデートが失敗する
アップデートモジュールのダウンロードには、EMCへの80/443ポートを使用しますが、そのポートでの通信が行えないために失敗するケースがあります。特にSSL利用の有無、プロキシ利用の有無、の設定が正しくないことにより、通信できていない事例が多くなっています。クライアント一覧より、これらが正しく設定が行われているか確認してください。
・ネットワークエラーによるアップデートが失敗する
アップデート時には、EMCからクライアントへyaraiのインストーラが配布されます。インストーラは50MB程度ございますので、ネットワーク帯域が狭い環境などで通信エラーが発生することがあります。通信エラーが発生する状況を回避できない場合は、インストーラーを別途クライアントに配置し、直接インストーラーを実行するといった対応を検討してください。
・端末で再起動を実施していないためにアップデートが完了していない
アップデート時には、クライアント端末の再起動が必要となります。再起動されるまではアップデートは完了せず、EMC上では「アップデート中」のままとなります。Windows 8以降において高速スタートアップが有効になっている場合は、明示的に再起動を行う必要があります。