ご参考までのご案内となりますが、自己署名の証明書を作成する方法をご案内します。
※以下手順はWindows OSおよび「Win64 OpenSSL v3.2.1」を使用した参考手順となります。
※本番環境では自己署名証明書利用によるセキュリティリスク回避のため、信頼できる証明書発行機関より発行したSSLサーバー証明書をご利用ください。
https://slproweb.com/products/Win32OpenSSL.html
メモ帳等を開き、以下の記載例の通りホスト名またはIPアドレス等を記載します。「san.txt」の名前で保存してください。
subjectAltName = DNS:amctestsrv.sample.ffritest.local, IP:172.0.0.1
※ホスト名、IPアドレス等は環境に応じて適切な値に修正ください
[OpenSSLのインストールディレクトリ]\bin
cd [OpenSSLのインストールディレクトリ]\bin
openssl genrsa -out server.key 2048
※この例では鍵長2048で設定しています
openssl req -out server.csr -key server.key -new
半角大文字でJPと入力し、Enterキーを押します。
Country Name (2 letter code) [AU]:JP
都道府県名を半角ローマ字で入力し、Enterキーを押します。
State or Province Name (full name) [Some-State]:Tokyo
市区町村名を半角ローマ字で入力し、Enterキーを押します。
Locality Name (eg, city) []:Chiyoda-ku
組織名を半角ローマ字で入力し、Enterキーを押します。
Organization Name (eg, company) [Internet Widgits Pty Ltd]:FFRI TEST
部門名を半角ローマ字で入力し、Enterキーを押します。
Organizational Unit Name (eg, section) []:Tech
AMCを利用するサーバーのホスト名またはIPアドレス等を入力し、Enterキーを押します。
Common Name (e.g. server FQDN or YOUR name) []:amctestsrv.sample.ffritest.local
以下の項目は入力不要です。そのままEnterキーを押します。
Email Address []:
A challenge password []:
An optional company name []:
openssl x509 -req -days 3652 -key server.key -in server.csr -out server.crt -extfile san.txt
※この例ではx509形式で有効期間が3652日(10年)の証明書を設定しています
手順2で指定した「subjectAltName」の値を確認する手順を記載します。
■ コマンドでの確認方法
以下のコマンドを実行します。
openssl x509 -text -in server.crt -noout
「X509v3 Subject Alternative Name:」のフィールドに適切な設定値が反映されているか確認します。
■ GUIでの確認方法
作成したserver.crtをダブルクリックします。
「詳細」タブから「サブジェクト代替名」を選択し、適切な設定値が反映されているか確認します。
server.crtとserver.keyをAMCサーバー上に配置後に、AMCのインストールを実施ください。
※念のため、設定後はApacheの再起動が行えるかについてもご確認ください