FAQ

エクスプローラーやファイルサーバーや共有フォルダーの表示が遅い、Officeファイルや特定のアプリケーションを開くのが遅い

最終更新日:2024/07/10

目次

概要
問題1:ファイルの種類や拡張子に限定せず発生している場合(※特にエクスプローラー)
問題2:Officeファイルに限定して発生している場合
問題3:特定のアプリケーションやファイルに限定して発生している場合
問題4:上述に該当しない場合

概要

以降にて、確認されている問題ごとに、概要や暫定回避策をご案内します。
※ 何れの問題においても、yaraiの検出は発生してないことを前提としています。

何れの問題においても、ファイルサーバー/NAS/専用ストレージなどにファイルの実体が保存されており、共有フォルダー/UNCパス/フォルダーリダイレクトなどの形で、ネットワーク経由でファイルにアクセスを行われている場合に、より顕著に問題が発生する可能性があります。

また、VDIやシンクライアントやフォルダーリダイレクトなどの環境において、ユーザープロファイルがファイルサーバー上に存在する場合、内部的にネットワーク経由でのアクセスが頻発している可能性があります。その場合、マシン全体の処理や操作にて、より顕著に問題が発生する可能性がありますため、ご利用の環境に応じて確認をお願いします。

問題1:ファイルの種類や拡張子に限定せず発生している場合(※特にエクスプローラー)

✔ 重要
  • 本問題については、yarai v3.6.1で修正されています。
    そのため、アップデートによる対処を推奨させていただきますが、アップデートが難しい場合は暫定回避をご検討ください。
  • yarai/AMC v3.6.1での修正内容については下記FAQをご参照ください。
    FAQ:yarai/AMC v3.6.1 で追加された新機能について教えてください
  • 暫定回避として登録した例外リストについては、yarai v3.6.1以降のバージョンにアップデートされた場合、セキュリティ上、例外リストから解除することを推奨させていただきます。

特定のファイルの種類や拡張子に限定されず、「エクスプローラーでフォルダーを開くのが遅い」「エクスプローラーがハング/停止する」などの問題が発生することが確認されています。

この問題は、製品の内部仕様により、ショートカットファイル(拡張子.lnk)に対するスキャンが頻発することにより発生しています。そのため、ショートカットファイルが大量に保存されている共有フォルダーを開いた場合や、フォルダーリダイレクトなどにより内部的にネットワーク経由でのアクセスが頻発するような場合は、より顕著に問題が発生する可能性があります。


そのため、以下のようにショートカットファイルを例外リストに登録することにより、暫定回避をお願いします。

■ 例1)ファイル名が限定できる場合
\\[ファイルサーバー名]\[フォルダー名]\[ファイル名1].lnk
\\[ファイルサーバー名]\[フォルダー名]\[ファイル名2].lnk
\\[ファイルサーバー名]\[フォルダー名]\[ファイル名3].lnk

■ 例2)ファイル名が限定不可能であり、フォルダー名が限定できる場合
\\[ファイルサーバー名]\[フォルダー名1]\*.lnk
\\[ファイルサーバー名]\[フォルダー名2]\*.lnk
\\[ファイルサーバー名]\[フォルダー名3]\*.lnk

■ 例3)ファイル名もフォルダー名も限定不可能な場合
\\[ファイルサーバー名]\*.lnk


⚠ 注意

ワイルドカードを使用して、全てのショートカットファイルを例外に登録することも可能ですが、セキュリティ上、可能な限り、例外に登録するファイル名やフォルダー名は限定して登録することを推奨します。上述の例で言うと、セキュリティ上、例1~例3の順番で推奨となります。

例外リストの詳細については、製品付属のマニュアルや「FAQ:例外リストの作成方法を教えてください」を参照してください。


問題2:Officeファイルに限定して発生している場合

✔ 重要
  • 本問題については、yarai v3.6.1で修正されています。
    そのため、アップデートによる対処を推奨させていただきますが、アップデートが難しい場合は暫定回避をご検討ください。
  • yarai/AMC v3.6.1での修正内容については下記FAQをご参照ください。
    FAQ:yarai/AMC v3.6.1 で追加された新機能について教えてください
  • 暫定回避として無効にした設定は、yarai v3.6.1以降のバージョンにアップデートされた場合、セキュリティ上、元に戻すことを推奨させていただきます。

Microsoft社のOffice製品(ExcelやWordなど)で作成されたOfficeファイルに限定して、「Officeファイルを開くのが遅くなる(※過検出は発生していない)」の問題が発生することが確認されています。

※ご利用の環境によっては、Officeファイルの保存や閉じた時など別の操作を行われた場合でも、遅くなる問題が発生する可能性があります。

この問題は、製品の内部仕様により、yarai v3.5.0以降で搭載されたディープマクロ分析機能がHIPSエンジンにて有効になっている場合のみ、発生します。そのため、AMCのポリシーまたはyarai GUIにて「HIPSエンジン : ディープマクロ分析機能」のみを無効にすることで暫定回避をお願いします。

⚠ 注意

HIPSエンジンにおけるディープマクロ分析機能の無効方法については、「FAQ:特定のエンジン(HIPSなど)やアプリケーション(Excelなど)にて過検出が頻発する場合」の「対処3:特定の機能を無効にする」にも記載があるため、併せて参照してください。

✔ 情報

もしOfficeファイルで過検出が頻発している場合には、別の問題となります。その場合の基本的な対処については、「FAQ:特定のエンジン(HIPSなど)やアプリケーション(Excelなど)にて過検出が頻発する場合」を参照してください。

検出精度の向上(既知の過検出の抑制含む)も随時行っておりますため、もしOfficeファイルで過検出が発生している場合には、まずは最新バージョンへのアップデートをご検討いただくことを強く推奨させていただきます。


問題3:特定のアプリケーションやファイルに限定して発生している場合

yaraiで検出しておらず、既知の問題以外の場合でも、yaraiの通常の監視処理が干渉・競合して、特定のアプリケーションの動作に影響が出ることがあります。

そのため、特定のアプリケーションやファイルに限定して発生している場合には、まずは基本的な対処として、例外リストに関連ファイルを登録することをご検討ください。
※ファイル単位の登録で改善されない場合には、フォルダー単位の登録(インストールフォルダーや関連フォルダー全体など)もご検討ください。また、例外リストの詳細設定を無効にしても改善されない場合には、有効にしての登録もご検討ください。

例外リストの詳細については、製品付属のマニュアルや「FAQ:例外リストの作成方法を教えてください」を参照してください。

また、「FAQ:例外リストとその関連トラブル(過検出、遅延、競合など)に関するよくあるお問い合わせ」も併せて参照してください。


問題4:上述に該当しない場合

上述に該当しない場合には、まずは基本的な対処として、「FAQ:yaraiを導入してから遅延、クラッシュ、異常終了、BSODなどが発生した場合の切り分け方法を教えてください」に記載の方法で切り分けを行ってください。

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