FAQ

yarai v3.4.3/yarai v2.14.1 で追加された新機能について教えてください

最終更新日:2021/10/29

目次

はじめに
スキャンのパフォーマンスが旧バージョンと比較して遅くなる問題
 対象バージョン
 問題の概要
スキャン失敗表示がyarai GUIに頻発して表示される問題
 対象バージョン
 問題の概要
yaraiをデフォルトのインストールパス以外にインストールしていた場合、インストーラーのUIを表示してアップデートを行うと正しくアップデートができない問題
 対象バージョン
 問題の概要
yarai v3.3以前からアップデートした場合にWindows Defenderのスキャン結果、およびシグネチャー更新イベントが管理コンソールに送信されなくなる問題
 対象バージョン
 問題の概要
Intel CET対応アプリケーションがyaraiの監視機能と競合する問題を軽減
 対象バージョン
 問題の概要

はじめに

本バージョンはマイナーアップデートとなり、yarai v3.x/v2.xで以下の不具合修正のみが含まれています。

スキャンのパフォーマンスが旧バージョンと比較して遅くなる問題

対象バージョン

  • yarai v3.4.0
  • yarai v2.14.0

問題の概要


特にオンデマンドスキャンへの影響が大きく、マシンに存在するファイル数が多いほど影響が大きくなります。スキャン時間が長くなることにより、ご利用中のマシンのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。


発生条件としては、最上位の管理者権限ユーザー以外でログインして、yarai GUIから実行した手動でのオンデマンドスキャンの場合のみ、問題が発生しないことが確認されています。それ以外の全てのオンデマンドスキャンで問題が発生します。
(オンデマンドスキャンには、yarai GUIから実行するクイックスキャン、フルスキャン、カスタムスキャン、スケジュールスキャンや、管理コンソールから配布するデフォルト配布のフルスキャンやスケジュールスキャンが該当します)

なお、リアルタイムスキャンに影響が出る可能性は低く、現時点で、リアルタイムスキャンで影響が出たとのご報告はいただいておりません。


スキャン失敗表示がyarai GUIに頻発して表示される問題

対象バージョン

  • yarai v3.4.0

問題の概要


本問題は、yarai GUIにおいてスキャン失敗が多数表示されますが、マシンのパフォーマンスやyaraiのスキャンの処理自体に影響を与えるものではございません。


発生条件も限定的であり、現時点で、AMCから配布する「デフォルト配布設定のインストール直後のフルスキャン」の実行中にAMCとの通信を担うffriamccサービスが再起動された場合や、AMCから配布する「デフォルト配布設定のインストール直後のフルスキャン」の実行中にAMCから配布したスケジュールスキャンが重複して実行された場合が確認されています。


yaraiをデフォルトのインストールパス以外にインストールしていた場合、インストーラーのUIを表示してアップデートを行うと正しくアップデートができない問題

対象バージョン

  • yarai v3.x.x
  • yarai v2.x.x

問題の概要

本問題は、サポート対象の全てのyarai v3.x.x/v2.x.xで発生しますが、以下の通り、発生条件が限定されているため、発生率は非常に低くなります。


本問題は、yaraiをデフォルトのインストールパス以外にインストールしていた場合で、かつアップデート時にインストーラーのUIが表示される場合のみ発生します。そのため、コマンドラインからのサイレントアップデートを行った場合や、管理コンソールからのアップデート配布(fpgファイル)を行った場合には問題は発生しません。「yarai GUIからアップデートボタンを押下してアップデートした場合」や「インストーラーmsiファイルをダブルクリックしての手動アップデート」の場合は問題が発生します。

なお、本バージョンでは、ユーザー様側での暫定回避が難しい「yarai GUIからアップデートボタンを押下してアップデートした場合」のみ優先的に修正を行っております。そのため、「インストーラーmsiファイルをダブルクリックしての手動アップデート」の場合は、継続して問題が発生します。その場合には、大変お手数ですが、上記の通り、コマンドラインからのサイレントアップデートや、管理コンソールからのアップデート配布(fpgファイル)での回避をお願いできますでしょうか。
なお、本問題については、yarai v3.4.6/v2.14.2 にて修正されております。


yarai v3.3以前からアップデートした場合にWindows Defenderのスキャン結果、およびシグネチャー更新イベントが管理コンソールに送信されなくなる問題

対象バージョン

  • yarai v3.4.0

問題の概要

本問題は、yarai v3.x.xからv3.4.0へのアップデートで発生します。
管理されたクライアントから管理コンソールへ送られる「Windows Defenderイベント」の情報が、yarai v3.3と同等の内容は送信されますが、v3.4.0で追加された情報は送信されず管理コンソールに表示されません。


この現象は「管理コンソールからのアップデート配布(fpgファイル)を行った場合」または、「インストーラーmsiファイルでコマンドラインからのサイレントアップデートにて引数"CONSOLE_MODE=1"を指定しないでアップデートした場合」に発生します。

新規にyarai v3.4.0をインストールした環境では発生しません。また、以下のアップデートでは発生しません。

  • インストーラーmsiファイルをダブルクリックしての手動アップデートした場合
  • FFRI yarai MSI Generatorで作成してmsiファイルを利用してアップデートした場合
    (手動によるダブルクリック、コマンドラインからのサイレントアップデートどちらでも問題ありません)
  • インストーラーmsiファイルでコマンドラインからのサイレントアップデートにて引数"CONSOLE_MODE=1"を指定してアップデートした場合

Intel CET対応アプリケーションがyaraiの監視機能と競合する問題を軽減

対象バージョン

  • yarai v3.2.0以降
  • yarai v2.12.0以降

問題の概要

この対応は、弊社の以下のFAQページで公開している問題への追加の対応となります。詳細については、以下のFAQをご参照ください。

新しいCPUを搭載したPC(Intelの11世代以降のモバイルCPUなど)にyaraiをインストールすると、PCやブラウザやyaraiが正常に動作しなくなります


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